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2019.05.12

インバウンド 訪日外国人動向

インバウンド 訪日外国人動向

JNTOの推計によると、3月の訪日外客数は前年同月比5.8%増の276万人を記録。多くの市場で3月として過去最高となり、市場全体は順調に成長している。

訪日外客数(2019 年 3 月推計値) ◇ 3 月 : 前年同月比 5.8%増の 276 万人

2019 年 3 月の訪日外客数は、前年同月比 5.8%増の 276 万人。2018 年 3 月の 260 万 8 千人 を約 15 万人上回り、3 月として過去最高を記録した。 昨年は 3 月末であったイースター休暇が今年は 4 月となった影響を受けた市場が一部あっ たものの、航空座席供給量の増加に加え、桜鑑賞等を目的に訪日需要が高まる春に向けて 各市場で展開した訪日旅行プロモーションの効果もあり、訪日者数全体としては堅調に推 移した。 市場別では、インド、米国、カナダ、英国、ドイツで単月として過去最高を記録したほ か、10 市場(中国、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ベトナ ム、フランス、イタリア、ロシア)で 3 月として過去最高を記録した。 昨今の世界情勢や旅行先の多様化などを背景に、訪日旅行市場を取り巻く環境は日々変 化している。今後も市場動向を綿密に分析しながら、訪日旅行プロモーションを進めて いく。

1.アジア

①東アジア

● 韓国は、前年同月比 5.4%減の 585,600 人であった。航空座席供給量は増加したものの、韓国 経済が低迷していること、韓中関係の改善による中国への渡航需要の回復やベトナムが人気 になるなど海外渡航先が多様化していること等の影響を受け、訪日者数は前年同月を下回っ た。

● 中国は、前年同月比 16.2%増の 691,300 人で、3 月として過去最高を記録。1 月より開始した 個人査証の発給要件緩和による個人旅行需要の高まりと新規就航や増便による航空座席供給 量の増加により、訪日者数は 2 桁の伸びを記録した。

● 台湾は、前年同月比 3.9%増の 402,400 人で、3 月として過去最高を記録。地方への新規就航 やチャーター便就航による航空座席供給量の増加に加え、昨年は 1 日のみであった和平記念 日が 4 連休となったこともあり、訪日者数は前年同月を上回った。

● 香港は、前年同月比 12.4%減の 171,400 人であった。旅行先として安価な中国行きツアーな どが好評だったことに加え、昨年は 3 月末からであったイースター休暇が今年は 4 月後半か らとなったことの反動により、訪日者数は前年同月を下回った。

② 東南アジア

● タイは、前年同月比 26.8%増の 147,400 人で、3 月として過去最高を記録。新規就航や増便に より航空座席供給量が前年同月と比較して大きく増加したことに加え、旅行博での PR や春 コンテンツ、北海道等の情報発信・広告宣伝等の訪日旅行プロモーションにより日本の露出 が増えたことで、訪日者数は好調な伸びを記録した。

● シンガポールは、前年同月比 14.7%増の 43,700 人で、3 月として過去最高を記録。春の桜シ ーズンによる訪日需要の高まりに加え、新規就航、機材の大型化等による航空座席供給量の 増加や個人旅行者層へ向けた旅行直前の予約を狙ったプロモーションもあり、訪日者数は堅 調に推移した。

● マレーシアは、前年同月比 6.2%増の 50,600 人で、3 月として過去最高を記録。地方便や経由 便を含む新規就航や増便による航空座席供給量の増加に加え、桜シーズンによる旅行需要の 増加と学校休暇が重なり、訪日者数の増加に寄与した。

● インドネシアは、前年同月比 22.1%増の 39,600 人で、3 月として過去最高を記録。旅行博で のプロモーション効果や訪日旅行商品の販売に加え、今年は祝日の移動による飛び石連休と 地域別訪日旅行市場の概況 4 4 月の大統領選挙前後を避けた前倒し需要もあり、訪日者数は好調な伸びを記録した。

● フィリピンは、前年同月比 13.9%減の 48,300 人であった。昨年は 3 月末からであったイース ター休暇が今年は 4 月後半からとなったことの反動に加え、昨年就航していたクルーズ船が 今年は就航しなかったことにより、訪日者数は前年同月を下回った。

● ベトナムは、前年同月比 35.9%増の 47,900 人で、3 月として過去最高を記録。桜鑑賞を目的 とした旅行商品の販売が好調であったことに加え、新規就航や増便による航空座席供給量の 増加も追い風となり、訪日者数の高い伸びにつながった。

● インドは、前年同月比 28.7%増の 17,800 人で、単月として過去最高を記録。春の桜シーズン による訪日需要の高まりを、当該時期の需要獲得を目的としたムンバイ空港での屋外広告や デジタルを活用した情報発信等のプロモーションや旅行博・商談会事業が下支えし、訪日者 数は好調な伸びを記録した。

2.豪州、北米

● 豪州は、前年同月比 6.9%減の 44,200 人であった。継続的に展開してきた訪日旅行プロモー ションや業界メディア等による日本の露出機会の増加による訪日旅行機運の高まりに加え、 航空座席供給量は増加したものの、昨年は 3 月末からであったイースター休暇が今年は 4 月 後半からとなったことの反動により、訪日者数は前年同月を下回った。

● 米国は、前年同月比 17.0%増の 176,600 人で、単月として過去最高を記録。メディアへの情 報提供、支援等の取り組みによる日本関連記事の露出の増加、桜シーズンに合わせた旅行需 要の高まりに加え、クルーズ会社との共同事業等により引き続き訪日クルーズ需要が好調で あったことから、訪日者数は 2 桁の伸びを記録した。

● カナダは、前年同月比 8.9%増の 38,000 人で、単月として過去最高を記録。桜シーズンによ る訪日需要の高まりに加え、航空会社による早期予約キャンペーンの効果、好調な訪日クル ーズ需要もあり、訪日者数は好調に推移した。

3. 欧州

● 英国は、前年同月比 6.0%増の 38,600 人で、単月として過去最高を記録。 EU 離脱後の経済に 対する不安感はあるものの、継続的に展開してきた訪日旅行プロモーションの効果に加え、 昨年と比べて訪日クルーズ需要が今年は大幅に増加したことなどもあり、訪日者数は前年同 月を上回った。

● フランスは、前年同月比 16.1%増の 29,400 人で、3 月として過去最高を記録。桜シーズンに 合わせた旅行需要の高まりに加え、継続的に展開している航空会社との共同広告、メディア 招請や昨年開催された複数の日本関連イベントにより日本の露出が増えたことが訪日者数の 増加に寄与したと考えられる。

● ドイツは、前年同月比 15.2%増の 28,700 人で、単月として過去最高を記録。ドイツ経済が減 速傾向にある中、グローバルキャンペーンの実施による日本への関心・認知度の高まりに加 え、クルーズ船の寄港や航空会社との共同キャンペーンの効果もあり、訪日者数は 2 桁の伸 びを記録した。

● イタリアは、前年同月比 13.3%増の 15,000 人で、3 月として過去最高を記録。航空会社との 共同キャンペーンの実施による日本への関心・認知度の高まりに加え、日本への経由便とな る航空会社の座席供給量の増加もあり、訪日者数は 2 桁の伸びを記録した。

● ロシアは、前年同月比 31.2%増の 11,700 人で、3 月として過去最高を記録。航空路線の新規 就航や増便、航空運賃の引き下げに加え、モスクワの大型商談会等への出展やセミナー開催、 共同広告の実施など、継続的に展開してきた訪日旅行プロモーションの効果やクルーズ船の 寄港もあり、訪日者数は引き続き高い伸びを示した。

● スペインは、前年同月比 22.8%減の 8,900 人であった。継続的に展開している訪日旅行プロ モーションにより旅行先としての日本への関心・認知度は高まっているものの、昨年は 3 月 末からであったイースター休暇が今年は 4 月後半からとなったことの反動により、訪日者数 は前年同月を大幅に下回った。

出所:日本政府観光局 (JNTO) より

イソダ設計は、これまでホテル・旅館・宿泊施設に特化し設計に取り組んできました。魅力的なホテル旅館の設計・デザインを実践するために、企画から設計監理まで市場性や収益性などをスキームに合わせてご提案いたします。新規開業・既存改修・再生活用など事業デザインと空間づくりを総合的にサポート致します。

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